初めてのBirthday Live!@りぶる

初めてのバースデーライブを、今は無き「りぶる」にて行いました。
Birthday Live!

2005年9月1日(木) 市川「りぶる」
佐藤美由紀(Pf)、北沢直子(Fl)(初登場!!)、広沢”リマ”哲(Ts)、スズキイチロウ(Gt)、清水良憲(Cb)

【ご来場くださった方のライブレポート】
 ピナ・バウシュ&ヴッパタール舞踊団の「バンドネオン」を観た去年から、エル・フエジェやリマタンゴのライブを聞いている最中にそのことを思い出す時がある。 ピナの、確か80年の作品「バンドネオン」はアルゼンチン・タンゴを題材にした内容なのだけど、しばらく観ていてもそれがどうしてそうなのかがなかなか理解出来ずにいた。そこかしこにアルゼンチンという国を特徴付ける要素やタンゴのエッセンスがちりばめられている事は充分見て取れるのに…だ。でも終了間際のあるエピソードの場面になった時に、縺れていた糸がスルスルとほどけるようにそれまでの全てが理解できたような気持ちになれた。その時の事を思い出す時があるのです。94 年にピナ達がこの作品を引っさげてアルゼンチン公演を行った時は大絶賛されたそうだけれど、エル・フエジェかリマタンゴがいつかアルゼンチン公演を行って、それが大評判を取ったら面白いだろうな…と、半分本気で考えてたりしている。 
 昨夜のエル・フエジェのライブはフルートが加わった編成だった。 フルートによるタンゴは思っていた以上にしっくりして、それまで抱いていた曲のイメージと若干違った印象となった曲もあった。どのように受け止めようかと思いを巡らすのは面白い。 が、時たま、どこかに引き戻されてしまうような時もあった。 サックスとフルートは、当然の事ながら全く違いますね。実はこのライブを聴いていて、タンゴをサックスで…というのはとても難しいのかしら?と、今更になって思ったのでした。以前、アルゼンチンタンゴの特集番組でサックスのカルテットが演奏するのを聞いた時は“扁平な?何だか?”と感じた。サックス(確かバリトン、テナー、アルト、ソプラノという4本だったと記憶)だけという編成のせいもあったと思う。でも広沢さんのサックスによるタンゴは、それとは違ってうねったり何なりで気持ちを動かされてしまう。 イチロウさんのギターは、音が一斉に鳴っている時は少々聴きづらい時もあったのだけれど、ああいう風に演奏出来たら良いだろうなぁ~なんて、思ったり。 ライブそのものはとっても楽しかったです。 
 この夜は、ミユキさんのバースディ・ライブということもあってなのかしら?お客様も沢山の大盛況。いつものように楽しいMCあり(ただし誠に申し訳ないのですが「フーガと神秘」で“海の中”は、ついにイメージ出来ずじまい)、息切れあり、でもアレは無し、そして何より心と力のこもった演奏。 初めてタンゴを聴いたというお客様も、大満足の表情を浮かべていらっしゃったのが印象的でした。 
 このような素敵なひと時を過ごす機会を与えてくださった みゆきたんごさん、ありがとうございました。 そして、直接お会いして「おめでとう」を言うことが出来て本当に良かったです。 
 帰りの電車の窓ガラスに写った私のおでこは、いつにも増して光り輝いておりました。これ、本当の事。 汗かいていた訳じゃありませんのよ。気持ちの充実度の表れです。 (Nさん)

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