野外劇団楽市楽座。
6月14日(日)ゲスト出演させていただきました。
17時、吉祥寺通りをひたすら歩き、ジブリ美術館とテニスコートの間から井の頭恩賜公園に到着。リリアナさんは既に到着してお顔を作っていました。楽器をセッティングして、コントラバスしー様と音のバランスを確かめていると、ケンジさんが自転車で颯爽と現れます。昼間は蒸し蒸しして汗ばむほどでしたが、風が冷たくなってきました。水上回り舞台の感触を確かめて、しー様の立ち位置を決めます。回り舞台は思ったより揺れます。揺れて傾くたびに足元に水が上がってくるので、足元が滑り安定しません。笑顔だけど「意外と怖いっすねー」と言っているしー様。
さすがのリリアナさんも、リフトに思い切り踏み切れず、表情がこわばっています。何度か繰り返すうちに慣れてきて、笑顔が戻ってきましたよ。決めのポーズもばっちりです。開演30分前、座長の現さんがピンクのフラミンゴの衣装を身にまとい、ギターのソロ演奏。公園を横切る人たちが足を止めて聴き入ります。
お客様も続々と集まってきました。思い思いにワインやビール、おつまみなどで開演前のワクワクを楽しんでいます。さっきまで明るかったのに、開演時間が迫るにつれ辺りは薄暗くなり、美しい夕焼けが広がり始めました。素晴らしい自然の演出です。さて開演しました。昨年同様明るい曲に合わせてワクワクの客席の期待を一層盛り上げます。愉快な歌に合わせて投げ銭システムの説明をしていると、さっそく飛んできました、投げ銭一号。色とりどりの折り紙にお金を包んで投げる、ホントの投げ銭。お客様も参加している感が刺激され、話が進むにつれどんどん舞い散る投げ銭折り紙の花。今年の演目は『バードフラワー』。地に根を張った花たちが飛び立とうとするさまを、自然のありがたさや今の社会のはてなを上手く散りばめて物語が進みます。汗も飛び散る素晴らしい躍動感。そして回転することでどの角度からも楽しめる臨場感。辺りはどんどん闇に包まれていき、ステージが一層輝きだします。大熱演です。そしてお芝居の中盤、いよいよゲストコーナーです。当初、ゆっくりした曲を即興で踊っていただくという方向で考えていたのですが、本番直前に、いややはり勢いよくグイグイ行きましょうというケンジさんの一言で急遽曲目変更。本番前のあの恐怖感を全く感じさせない、堂々とした踊りっぷりに、お客様も釘付けです。さすが!
素晴らしい彼らのゲストに招いていただいて大変光栄でした。
夢のようなひと時。勢いと迫力と、静けさの中のマグマ。無音の瞬間に訪れる最大のエネルギー。そして、堂々と笑いを取る潔さ。日曜日の公演でしたので、我が家の小猿たちも一緒に楽しむことができました。楽市楽座の皆様、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。まだまだ続く公演ですが、どうぞお身体大切に、日本の隅々に感動を届けてください!ずっと応援しています。
どんな構成か想像しかねる。
面白そうだけどねー。
桑木さん コメントありがとうございます。ミユキタンゴは今回はキーボードとコントラバス、そしてダンスでした。私たちだけで2曲演奏したあと、楽市楽座の皆さんと『地国バンザイ』という曲をジョイントしました。迫力が有ってとても面白いですよ。私は昨年広島の尾長天満宮で初めて楽市楽座の公演を体験しました。